第一回ふくやまチャリティーサンタラン 事業報告

先日、第1回となりました「ふくやまチャリティーサンタラン」を開催しました!

弊社としては本大会の計測企画および広告物作成対応を行いました。

告知なども含めて対応を行いましたが、当初目標未達となり、十分な収益が集まらなかったこともあり、寄付を目的とした事業の手前、残すお金がなければ意味がないということもあり、弊社対応の機材使用や備品レンタル部分の事業報酬を辞退し、備品や消耗品などにかかる金額のみを主催団体であるF-ONE PROJECTへ請求するものとしました。

この企画をそもそも開催するにあたり「手法」として

赤い服を着たサンタがこの小さな限られた区画を埋め尽くして走っていたら面白いんじゃないか?というすごくざっくりしたイメージからやりたい!っと願って取り組んだ事業です。

しかし、12月という時期も鑑みて

  1. 年間ほぼ最後の事業でありこうした機会を得て活かしてくださる地域に還元する事業がしたい
  2. 福山市で抱える子どもの問題を確認したうえで、子どもの夢を支える事業をしたい

こうした想いを持って、訪問したのは福山市内の児童養護施設でした。

事業構築する上で、なんとなく寄付を集めるなんてできないのでどこの誰に対してこうした支援を企画するのか?という点で、加茂にある「こぶしヶ丘学園」に訪問。園長からお話を聞き課題を確認しました。

福山市を中心とした経済団体に多く支えられ、昔に比べると資金があり、子どもたちを希望があれば大学まで送り出せるくらいの状態はできているそうです。ここに住まう、もしくは利用する子どもたちの大多数が小学生でしたが一部中学生高校生もおり、中には大学へ進学し夢を追いかけて取り組む子もいるそうです。

しかし、そうした夢を追うというのは大きな挑戦と共に育成計画から飛び出た部分もあるため、それを支援するためには大きな援助が必要で、その子どもの夢を支える資金は定期的にプールされるものではないため、イレギュラーが生じると目減りするものになり、
その資金が枯渇した場合はそうしたイレギュラーに対応できず断念することも。

支えたい気持ちや挑戦したい気持ちを支える資金が定期的にプールできる生産性のある事業を実施するために今回を企画しました。

同時に、私は自分の道を叶えるために努力した結果で高校も大学も学費免除を獲得し、
両親を納得させて突き進んできました。

夢を叶えるというのは誰かにお願いするものでももらうものではなく、自分の置かれた環境で最大限努力して、追求した人間のもとに降りてくるチャンスだと思う。そういう点で、現状は自分の道を支えてくれる組織があり、知らない誰かの支援で自分が支えられていることに理解が及ばず、「ハングリーさ」が欠けているとの話でした。

お金がなければできないこともたくさんある。でも、何かを求めて調べて探究し、自分の道を知ることに気がつかないと、自分の置かれた環境や縁を活かすことができない。
残念ながら個人となった際に住所不定で行き場を失う可能性がある子どもたちがそうしたことに今の環境で気がつき、自分の道を見つけることができないといけないようです。

なんとなく親に支えてもらえる一般家庭と違い、「時期」が明確にくるようです。

ただ、もし親であれば道がわからず困った子供を支える気持ちがあるため、園としてそんなイレギュラーも支えて正しい道を示し、前に進んでもらうことが必要になるため、そこが課題だそう。

本来はもっと青年経済人がこの事業に関わり、対処すべき問題だと感じました。

そうすれば、園内ではわからない、学校生活ではわからない、先の人生設計を経済人から学ぶことができれば将来に必要なことを知ることができればより良い人財へと成長する可能性がある。

今回、結果として一人で走っている僕にはそこまで大きく描ききれず力不足を痛感しているところですが、次回以降はもっと多くの方を巻き込んで、子どもが社会を学ぶ機会をどうしたら実現できるか?別に学園生徒に特化すべき問題ではないので、もっと広く事業を考えて実現に向けて取り組んでいきたいと考えています。

チャリティーであることが目的にあるため、予算がなく当初は子どもたちに参加賞などの用意もない状態でしたが、参加者から本事業への寄付をいただくことでき、こうして子どもたち全員にお菓子をの詰め合わせをプレゼントすることできました!

ご協力いただいたWさん、あとらん子さん!ありがとうございました!

 

ただ、私は重大なミスをしていたことを当日知りました。

なんでそんなことも気がつけなかったのかと本当に恥ずかしく思うと同時に、大変申し訳なく思いました。

支援先である「こぶしヶ丘学園」の生徒と職員の皆様26名が本事業への参加をしてくださいました。

僕もこの組織の内情を完全に把握しているわけではないのですが、中には様々な事業から両親がいない子もいたかもしれない。その代わりとなる家族が園であるなら問題はないのかもしれないですが、本大会の種目に「ファミリーラン」という項目を入れておりました。

こんな配慮のかけたことがあるのかと、今回手伝ってくれたイントラのJUNさんに言われて気がつき、本当に大きな反省と申し訳なさを痛感しました。

僕はこうした誰かのためにやる事業を多くことも実施してその対価をいただき生きてきました。

そこで生きていく覚悟を持つからこそ、関係諸団体との付き合い方や、俯瞰したものの見方や、事業構築はなんたるやを知ること、何よりも自信を持って事業を構築するために福山青年会議所へ所属しています。
2024年は委員長という立場で事業へ取り組んでいき、最後の学びを得るために日々向き合っていますが。

こうした学びが全く活かせていなかったのではないか?

この種目を見たらすぐにわかる人にはわかる。本当に本当に・・・情けない。

おそらく、行動したこと実現したことに対して多くの方が評価するかもしれないけど、
参加した子どもたちが少なからずそうした内容に気がついてしまい、傷ついてしまっていないか?大きなことを考えるとそんなことを考えてしまいます。

幸いそうした声はなく、問題にはなっていませんが、
これからも多くの誰かのため、多くの地域のために、こうした事業を通じて社会問題を解決すると思う。その中で、こうした細部に宿る「心遣い」を忘れたら、僕はたぶん生きていけないと思う。

過去の清算をする意味でもここは僕にとって課題であり、人生を賭けて学んでいかないといけない大事なポイントです。

今回は教訓はしっかり反省し、実施した事業への後悔はなく、次に邁進することを意識していきます。

改めて、ご参加いただいた皆様ありがとうございました!

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第一回ふくやまチャリティーサンタラン 事業報告”へ1件のコメント

  1. 松尾 正樹 より:

    田中様
    事業報告、興味深く拝読しました。
    最後の方は、ヤッパリ当事者でないと気づけない事だなあと、思ってしまいました。
    確かに、身寄りの無い子どもがいるかも知れない中で、ファミリーランはキツイですね。
    ただ、このような事は、世間ではありがちです。
    今の私は、もうすぐ還暦でピンピン元気ではありませんが、目も見えるし耳も聞こえます。しかしながら、世の中にはそうじゃない人も沢山おられ、その存在は
    分かっていても、その人達の苦労や悩みはその人達から教えて貰わないと、分かりません。
    ちょっと言い方はキツイかも知れませんが、田中様の様に苦労をして自らの道を切り開かれた人も居れば、その家庭環境で頑張っても、或いは頑張る努力さえも否定されて、大人になった人もいます。
    今の田中様のチームは、私から見ると強いリーダーシップの元にまとまって、イベントが行われているようですが、もっと、他者の意見が言いやすい環境にされた方が、もっともっと、楽しめるイベントになるような気がします。
    沢山の人を束ねると言うことは、大変ですが、自分以外の意見を聴くこと、知ることは、決して無駄なことでは無いと思いますよ。
    そして、参加者にも、主催者の意思が伝わる様な告知や掲示なども重要だと思います。いくら本人やスタッフが分かっていても、参加者にも伝わっていないといけませんから。
    主催者は、参加者が喜んでナンボです。
    これからは、参加者目線でも考えて、みんなが楽しめるイベントを、開催して下さい。

    長文、失礼しました。年末のイヤーエンドマラソンも、宜しくお願い致します。

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