独自性と地域性

マラソン大会の企画を考える際には過去参加してきたレースやみなさんのご意見を参考に事業を創造していくのですが、その際に他の企画と比較して何が楽しいか?どんなことをしたら地域性を盛り込んでいけるかと考えていくようにしています。

先日伺ってきたエーゲ海マラソンというのは立地でいうと走りづらい起伏の濃いマラソン大会ですが、海に囲まれたロケーションを活かしてきもちよい形式の中で走るマラソン大会です。独自性はないかもしれませんが島の住人の方々にご協力いただき、おもてなしをして、地域性に触れていただける事業として、その暖かさとそこにしかない景色を対象にマラソンツーリズムが成立しています。

本日、12月27日に応募締め切りなのでぜひ下記のリンクより岡山県瀬戸内市で開催のエーゲ海マラソンへのご参加ご検討ください。

どうしても結果を追求するランナーにはそうした楽しみ方を忘れがちですが、
おおよそのランナーはそこにしかないないかに期待してマラソン大会へのご参加をいただけていると思うのですが、皆さんの目線からみてあるようでも、実際主催として立つと思いのほかうまくいかないことがあります。

実際地方には「いけいけ!やれやれ!」と前向きな方が少なく、日本人らしいといえばそうなんですが安全面を配慮しすぎてできないことや、保守的で前向きではない自治体にやきもきすることは多く、声をかけても思うような反応を得ることができないのが現実です。

理想は常にあるのですがその実現のためには途方もない労力が生じるため、僕たちのような事業者では「数も追う」ことをしなければならず、一つのことに労力を割きすぎては事業が成り立たないんです。だからそうしたことはもはや行政と協力しないと皆さんの理想像である事業には届かないです。

現在、各地域で実施していますが基本的には補助を使わないで目的(スポーツ振興・健康増進事業の推進と実施)が果たされているとそこに行政の力を使って+αだそうなんていう気骨のある方は少ないでしょうね。

でも理想を形にするにはやはり地域との連携+行政との連携は非常に重要で、それを解く上で経験も市場理解も足りないのではないかと思うのです。そう意味では勉強不足を解消するためにも改めて勉強させていただける環境に身を置くことも考えなければならないのかもしれないですね。

これからも経験と知識。どちらも蓄えながら邁進できる40代を過ごしたいです。

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