中学校で「将来」をテーマに授業を行いました

最近はちょっと動画に力いれきれていない私がいますが、動画の中でもお伝えしているように私の競技人生はすごく荒波に揉まれて苦しい時も楽しい時もたくさんありました。

しかし、あれだけ苦しい経験を通して得たものが将来に活かせる結果に結びついていないと痛感した時には自分の生きてきた人生観に絶望した時もありました。非常に辛かったです。

そんな経験を持つ私だからこそ伝えれることはあるっと思っていましたが、
この度「芦田中学校」にて将来をテーマにお話をする機会を頂くことができました。

入り口にしっかりお迎えいただける準備をしてくださっていてびっくり。

写真は待機する場所として用意していただいたのですがめっちゃ懐かしい。

この雰囲気は中学校以来な感覚ですかね。高校ではもうちょっと違う雰囲気があったので。ただ、こういう立場で人前で話すことが初めてだったのでちょっと緊張しますね。

どんなことを伝えたのか?

はじめに。僕はそれほど優れた人材ではないです。それでこそ二卵性の双子がいるのですが、優秀というのは彼のことを言うと思っている。彼の持つ技術と知識・経験は世界を跨いで多くの人が助かる需要のある学習を長らく積み上げてきており、客観的な角度でみると専門分野においては独立しても重宝される素晴らしい能力を持っていると思っています。

そんな人間がいたからこそなのか、僕は僕にできることを精一杯やっていたつもりだった。

3兄弟で唯一走るということに一番能力を開花できたからこそそこに夢を持ち、盲信してしまった。
その結果、社会的には残念ながら決して能力のある人間にはなれなかった。

社会に出るまでそんなものだ・・・

おそらく大多数の学生がそうだと思う。
現に、学生時代に夢や目標を持って生きている人間は全体の2割というデータがあり、大多数が明確な目標を持って学生生活を取り組んではいない。逆に言うと、自分のことが理解できないまま、大多数がなんとなく就職していることになる。

しかし、就職をゴールにすれば道がある状況の中で、
僕は、大学生の時に就職浪人を経験しています。

こんな僕だから伝えれるということで「しくじり先生」をテーマにお話ししました

陸上競技で飯を食うことに盲信し、失った目標を埋め合わせるのは本当に辛く、多くの時間を要した。なにより、柔軟な考えを持てないほどに世間知らずだったことも大きな原因となりました。
当時は恥ずかしい気持ちが大きかったのですが今思うと視野の狭さ、選択肢を想像するきっかけが乏しかったと思っています。

ただ、その後勤めた配膳業という仕事で、だれかが喜ぶ仕事をしたいという漠然とした目標が見えた。

そのあとに正式に社員として仕事をさせてもらった商社では右から左に、ものが流れていくだけで、エンドユーザーの顔が見えないやりがいが感じない時間を強く感じて、自分の好きなことが会社にないとわかって耐えれなくなり、半年で会社を辞めた経験もあります。

(今思うと、好きではないと感じながらも耐えることで得られる経験や価値は必ずあったと思うので、何も得ないまま投げてしまったのは良くなかったと感じてはいます)

24歳を迎えるまで僕は自分が目指す何かを軸を持てずに過ごしたから、ちょっとした色のある話に浮き足立ってしまい、ぶれていた。それが僕でした。
いまぶれていないのか?っというと昔に比べたら今やるべきことを目的や意思をはっきり伝えることができますが、理想や夢という点ではまだまだ軸が定まっていないし、定めるほどの経験や人望・立場がないかもしれないです。

でも、将来を見据え、自分が好きだと感じること、苦手だけど社会には必要とされる技術、やりたい夢のために学ぶべきポイントがもしわかっていたら、この時間をもっと縮めることができたのではないか?そう思うのです。

僕は自分が競技を通じて人生を賭けた時間が無駄だと思っていませんが、自分を想像力が欠いていたことを棚にあげる気はないですが、競技を通じて獲れる社会的な結果を想像させず、チームや監督・コーチや学校の都合を押し付けてしまったと捉えられても仕方のない教育方針「将来に対して抽象的な夢や目標」を提示した大人たちは責任があると思っています。

子供達が抽象的になるはしょうがない。わからないんだから。想像しようがない。

けど、その将来を見据え、きっかけを作り、自己分析させて、必要なスキルや経験を体験させるようにしないと意味がないと思います。部活動の中からもそれらを培う価値や取り組む意味を伝えることはできたと思います。でもそれができなかったのは、指導する側の圧倒的な視野の狭さだと思う。

できないのなら外部に委託してでもその子が取り組む今がどうやって社会に活かされるのか?
伝えるべきだと僕は思います。

競技力を向上させてチーム一丸となって取り組み、結果を出す過程で不要かもしれませんし、今をがんばれないやつがその後の結果に向き合えるわけないといわれるけど・・・

卒業後に過ごす時間の価値のほうが何倍も長いのになぜ将来を描くことがだめなのか。

だから、今回は私が伝えたのは「将来を見据えて、興味のあること、好きだと感じることから何を学ぶべきなのか?自己分析をしてほしい」という話をしました。

そうして自分のしたいことを少しでも早く描くことで意思のある取り組みが学生生活で行えるのは大きなアドバンテージなると考えています。

あと、ちょっと不要だったかなと思いつつも、あともう一つは発信力について

語学を学ぶことで得られた体験や結果についてお伝えしました。

まとめ

プレゼンテーションにはPPTを用いて、わかりやすく伝えたつもりです。

ただ・・・想いが強すぎて、話が長くなってグループワークできなかった笑

結局この1度のアプローチで果たして価値のある経験になったのだろうか。結局疑問に思ったことや感じたことを質問相談できる環境を整えて、自分と向き合う時間をしっかり意識して作るようにしないと難しいのかなと思いました。

外に視野を向けると将来のためになる教材はたくさんあるので、ぜひ企業と学生を繋いで取り組めるような事業がこのまちにあれば良いなと感じます。

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